ジャンルイジ・ブッフォンとワールドカップ
「負けるなんて、ただの一度も思わなかった」2006年ドイツの地でワールドカップの予選グループリーグ、トーナメントを勝ち抜き、決勝へと駒を進めたブッフォンはこう語った。
前評判ではジダン擁するフランスが有利との声が多かった。
しかし、それに対してブッフォンは「力は五分。
イタリアが勝っても負けても、みんなを失望だけはさせない。
それだけは約束する」と慎重でありながらも闘志の溢れるコメントを残した。
1998年のフランスワールドカップでは準々決勝で開催国のフランスに敗れているだけに、ブッフォンはイタリア代表として是が非でもカップをその手で掲げたかった。
試合は思わぬ形で動く。
前半開始早々、敵将ジダンにPKを決められ失点。
しかし、その後大会を通じて存在感を示していたディフェンスのマテラッツィが同点に追いつく。
だが、その両得点者でいざこざがおこりジダンは退場。
世紀の一戦に水を差した形になったが、ブッフォンの好セーブもあり両チームに得点は生まれず。
PK戦へ突入。
好調であったブッフォンもPKでの読みが光ることはなかったが、フランス二人目のトレゼゲが失敗。
5人全員が着実に決めたイタリア代表に軍配が上がった。
大会での活躍から、「バロンドール受賞はブッフォンか?」という声も挙がっていたが、共にゴールを守ったチームメイトのカンナヴァーロが受賞。
ブッフォンは、惜しくもカンナヴァーロに次いで2位の投票数だった。